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教会などで行われる洋装の結婚式では、花嫁の母親が最後の支度として
ベールを下ろすベールダウンセレモニーが行われることがあります。
神聖な儀式に臨む花嫁の顔にベールを下ろすことで隠し、祭壇の前で
一連の儀式が行われた後、最後に永遠の愛を誓って新郎とキスをする時まで
その状態を保ち続けます。
そのベールダウンという重要な役割を果たすのが母親で、
大切な娘を育ててきた思い出を噛みしめながら嫁いでいくことを実感し、
母子の絆を確かめる瞬間が訪れます。
そんな素敵なシーンを再現したのがベールダウン風のポーズで、新婦の母親が参加して
前撮りを行う際には定番のポーズと言えます。
前撮りでベールダウン風のポーズをすれば新婦と母親が向かい合って立ち、
母親の手によってベールが下ろされる瞬間には大切な娘には幸せになって欲しいという気持ちで溢れ、
娘からはこれまで立派に育ててもらったことに感謝するのと同時に、自身が選んだ新郎と
幸せになるという気持ちで溢れます。
母と娘の関係だからこそ表れる感情は他者が立ち入ることが許されないほどの雰囲気を醸し出し、
祝賀ムードを相まって素敵な1枚に仕上がります。
結婚式の本番を控えた前撮りでベールダウン風のポーズの写真を撮影すれば、
被写体もそれを見た者も共に素敵な気分になれます。
洋装で行われる挙式では最後にクロージングキスと言われている儀式があり、新郎新婦が教会から退場する際に
ドアの前でキスをして参加者が万来の拍手で祝福する中で、ドアを閉めるというシーンがあります。
永遠の愛を誓うのと同時に参加者にその姿を見てもらうことで、これからの二人を支えて欲しいと言う
願いが込められており、感動の嵐が吹き荒れるクライマックスです。
そんなクロージングキス風のポーズをするのも、前撮りでは定番となっています。
チャペルのドアの前に新郎新婦が立ちキスをして、ドアは閉めていることを表わすように少し斜めになるように動かし、
ベストなタイミングでシャッターが押されます。
これによりキスをして静止している新郎新婦に対して動きのあるドアが組み合わされることで、
メリハリと立体感のある1枚に仕上がります。
実際の挙式ではクロージングキスは最後に行われますが、前撮りでもクロージングキス風のポーズを
最後に撮影することが多く、最後を締め括るには最適です。
前撮りの全ての工程を完了したことを感じるのと同時に、いよいよ新郎新婦が
新たな門出の瞬間を迎えたことを実感でき、祝賀ムードがますます高まっていきます。
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